生まれてからイヤイヤ期まで…双子・三つ子の赤ちゃんの心の発達

赤ちゃんの心の発達

 

 

 赤ちゃんは、生まれたばかりでも快・不快の感情を持っています。そして泣くことで、寒い・眠い・おむつが汚れて気持ち悪い…などの不快な感情を訴えているのです。泣いているときにママが抱っこしてあやしてくれたり、おっぱいやおむつ替えなどをしてくれると、心地よい体験として快の感情が積み重なっていきます。この蓄積された快の体験は、赤ちゃんの感情を豊かに育んでいき、ママとの絆が強くなります。
 そして、このようにお世話をされる体験をとおして、赤ちゃんは自分以外のだれかの存在を認識できるようになっていきます。

 

 5〜6か月頃からは人見知りをするようになって、10か月頃になるとママの後追いをするようになります。このことは、ママとママ以外の人とを区別できるようになるためです。この頃には、ママが近くにいれば、少し離れたところでも遊ぶことができるようになってきます。
 2才を過ぎた頃には、お友だちと関わることができるようになってきますが、まだ譲り合いやルールなどの観念が育っていないため、おもちゃの取り合いなどをします。でも、人との関わりから色々なことを学び、3才頃になるとお友だちと遊べるようになるでしょう。

 

 

双子・三つ子ならではの心の発達

 

 

 双子・三つ子の赤ちゃんも、基本的な心の発達のステップは単胎の子と同じです。でも、赤ちゃんの頃から、同じように泣いたり、手足を動かしたり、話したりする人間が近くにいる環境にあることから、発達の過程で多少の違いはでてきます。
 ママに抱っこされたくても違う人間に先を越される体験は、自分以外のだれかの存在を認識しやすくなりますし、子どもたち同士で意思の疎通が事足りるので、お友だちへの関心が薄いなどの特徴があります。同年齢の子どもが集まる場所にいっても、自分たちだけで遊んでしまうということもあるでしょう。

 

 でも、これらの特徴は多胎という環境の影響をうけた一時的なもので、ほとんど場合、環境の変化によって変わっていきます。一方が激しい自己主張をして、もう一方はおとなしすぎる…というふうにバランスを取るようなケースもあるかもしれませんが、いずれ変化していくものとあたたかく見守ってあげましょう。

 

 

イヤイヤ期も同じようにある!

 2才頃になると、自我が少しずつ芽生えてきて、自分の欲求を認識できるようになるため、自己主張をするようになります。そして単胎の赤ちゃんと同じように、双子・三つ子の赤ちゃんも「イヤイヤ期」へ突入していくのです。

 

 「イヤイヤ期」の赤ちゃんは、思いどおりにならないとダダをこねたり、かんしゃくを起こしたりして「イヤ」を連発します。自己主張があるので、ママの思いどおりにはならないという気持ちができるのです。でも、成長とともに感情や欲求をコントロールできるようになるので、3才になる頃には落ち着いてくるでしょう。